なんか歳とってくると思うんですよね。一人で生きるのは寂しい。年々衰えゆく身体。おいしく食べられる食事の量も種類も少なくなり、少し歩けばすぐに息切れし、このまま静かに痩せ細りながら死を待つだけの人生が見えてくると、自分は一体何のために生きているのだろうと思うわけです。きっとこういう時、「自分の次の人」がいれば、自分の人生に意味を持たせることができるのでしょうね。あるいは、次の人でなくても、自分の隣をずっと歩いてくれる人がいれば、老いも怖いものではなくなるのかもしれません。私はそのように考えました。
というわけで買ってきました。

クソ高い靴です。
一生履ける靴がほしいなと思って買いました。正直、デザインに関しては靴で格好いいなと思うのはオールデンとかジョンロブとかなんですけど、一生履けるかどうかはよく知らないんですよね。トリッカーズはなんか海外のおじいちゃんが一生履いてるという記事を見かけたのでそれを信じました。というわけで一生履いていこうと思います。
写真は某デパートで購入してその日から5日間ほど一日2万歩ほど歩いて、アパートに帰ってクリーム塗って磨いて一日放置したものになります。あまり変化がないですね。しかし塗ったのは無色のクリームなんだけどなんか買ったときより色濃くなってる気が…。シューツリーは手持ちのものだと先っちょしか入らなかったので先っちょしか入れてません。今ブーツ用の新しいやつを注文中。
履き心地に関して言うと、足の裏が超痛くなりました。ただ「トリッカーズ 足の裏 痛い」で検索しても同様の症状は確認されなかったので、多分筆者の筋力不足。Chu軟弱でごめん。2万歩歩いても疲れない足にきっとなるから、俺頑張るから…!
あとは最初は足の甲のところが固く感じた。これは検索すると他の人もよく同じこと言ってる。店で試着したときはそこまで気にならなかったけど、階段がきつかった。上りよりも下りがきつい。足首への圧迫感がすごかった。実際、写真ではあんま写ってないけどタンのところのダメージが露骨にすごいです。まあでも、固さは慣れます。1日で慣れました。
あと、かなり重い靴なんですけど、これは慣れるというか、そういうものだと承知して買ったので全く苦にならなかった。そもそも私、人生で初めて自分の金で買った靴がナイキのエアフォースのミドルカット、しかもオーバーサイズのやつだったので、重い靴には割と慣れてる方かもしれない。トリッカーズ履いて歩いてる時もナイキの靴思い出してなんだか懐かしくなってました。
しかしやっぱり、こうしてトリッカーズを買ってみると、あっアタシこの人とこれからずっと生きていくんだ…♡ってなっていいですね。履き心地も重いし硬いしで、足が守護られている感がすごい。そしてこの固さでも靴擦れ等は全く無く、足にちゃんとフィットして寄り添ってくれている。すごい。これからもこの靴と生きていこうと思います。